高級ホテルとは?

高級ホテルと聞いて頭に浮かぶことは何でしょう。部屋の広さであったり、料理の品数や内容、日本の場合でしたら客室に露天風呂が付いていることなども挙がるでしょうか。
景気状況が厳しいといわれるなか、いま都心を中心に高級ホテルが相次いで進出しています。国内でしたら帝国、ニューオータニ、オークラが高級ホテルとして不動の地位を固めてきました。そこにザ・リッツ・カールトンやフォーシーズンズといった、いわゆる外資系超高級ホテルが次々とオープンしてきているのです。

一概には言えませんが、宿泊料金はやはり高額です。しかし高額なのには訳があります。利用者が高級ホテルに求めていることと、ホテル側が利用者に対して心がけていることは一致しています。それこそがホテルの語源になったともいうホスピタリティ、客をもてなすということです。高級ホテルでは、そのもてなしの精神が徹底教育されています。一人ひとりの従業員が、客とさりげなく会話を交わすことでその先を読み、応対するのです。部屋は広さだけでなく細かい備品に至るまで、料理は好き嫌いを考慮する、など。

自宅とは違った空間を求めつつ、自宅と同じような安心感にこだわっているのが高級ホテルといえます。決して見栄を張ることはありませんが、客として高級ホテルを利用する際には、その雰囲気に合った立ち居振る舞いをしたいものですね。